今年度も適性検査Ⅰで解法を説明させる問題が出題されており、ここ数年は連続して出題されています。解き方や理由を自分の言葉で説明できるようになっておくことは、記述対策だけでなく、確かな理解を作るためにも重要です。今年度は理科分野でも文章記述が出題されており、適性検査Ⅰでの記述問題は増加傾向です。
昨年度は、適性検査Ⅱで完全正答(複数解答箇所のすべてが正解すると得点を与える)の問題が多く出題されており差がつくポイントになっていましたが、今年度は適性検査Ⅰでも完全正答の問題が10か所出題されており、正確性が求められています。
適性検査Ⅰでは3進法の7桁まで計算させる問題が出題されています。2進法や16進法はプログラミング分野でも使われている考え方で、2026年大学入学共通テストの情報Ⅰでも16進法をテーマにした出題がされており、世情を反映した問題であったとも考えられます。この問題が今年の出題の中で最難関問題であったと思われ、理解や思考力を測る問題であったと考えられますが、問題訂正があった影響で大問すべてが全員満点となる対応となったため、少し残念に思います。
適性検査Ⅱでは、災害・高齢化・文化の多様性など現代的なテーマからの出題がされており、今年度はハザードマップ、昨年度は交通安全マップなど、学校での活動がテーマとして出題されており、小学校での様々な活動に積極的に参加することも重要です。また歴史分野からはかなり細かい年代の並び替えが出題されており、事柄の前後関係を正確に把握するのは難しかったと思われますが、選択肢を利用すると正解を絞り込みやすくなっており、素早く解くには問題演習の経験値が左右したと思われます。
また適性検査Ⅰ・Ⅱともに短い指定語数で記述する問題が出されており、状況を簡潔に表現する力も求められています。
解説書の収録内容
解説書の一部をご紹介
※令和8年度茨城県立中学校及び茨城県立中等教育学校の入学者選抜適正検査問題の適正検査Ⅰより抜粋